ヘルニアの手術について
2025年02月17日

こんにちは!ソリーゾ整骨院・整体院の駒沢です。
ヘルニアの手術を検討している方は、「本当に手術が必要なのか」「手術後はどれくらいで回復するのか」「費用はどのくらいかかるのか」といった不安を抱えていることでしょう。実は、手術が必要なケースとそうでないケースがあり、適切な知識を持つことで後悔しない選択ができます。
この記事では、ヘルニア手術の種類やメリット・デメリット、費用、手術後のリハビリなどをわかりやすく解説します。さらに、整骨院の観点から、手術前後に役立つケア方法もお伝えします。
この記事を読むことで、「どんな場合に手術が必要か」「手術をしない選択肢はあるのか」「手術後の回復を早める方法」などがわかります。
ヘルニア手術について悩んでいる方や、ご家族が手術を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
ヘルニアとは?原因と症状
ヘルニアは、椎間板が飛び出して神経を圧迫することで痛みやしびれを引き起こす病気です。特に腰椎椎間板ヘルニアは、腰や足に痛みやしびれが出ることが特徴です。
ヘルニアの原因
- 加齢による椎間板の劣化:加齢に伴い椎間板が弱くなり、外部の衝撃で破れやすくなります。
- 姿勢の悪さ:長時間のデスクワークや猫背は、椎間板への負担を増加させます。
- 重い物の持ち上げ:不適切なフォームで重いものを持つと、急な圧力がかかりヘルニアを引き起こします。
ヘルニアの症状
- 腰から足にかけてのしびれや痛み
- 長時間座っていると悪化する痛み
- 足の筋力低下や感覚の鈍さ
- 重度の場合は排尿障害が現れることも
ヘルニア手術が必要なケースと必要でないケース
手術が必要なケース
- 保存療法を3ヶ月以上続けても改善しない場合
- 歩行障害や排尿障害がある場合(馬尾症候群などは緊急手術が必要)
- 痛みで日常生活が困難な場合
手術が不要なケース
- 痛みが軽度で、保存療法で改善が見込める場合
- MRI画像上はヘルニアがあっても症状が出ていない場合
- 軽いしびれがあるが、生活に大きな支障がない場合
ヘルニア手術の種類と特徴
内視鏡下ヘルニア摘出術(MED)
- 特徴:小さな切開で内視鏡を挿入し、飛び出した椎間板を取り除く手術
- メリット:傷口が小さく、回復が早い(約2週間で社会復帰)
- デメリット:重度のヘルニアには対応できない場合がある
経皮的椎間板摘出術(PED)
- 特徴:局所麻酔で行い、カテーテルを使って椎間板を取り除く手術
- メリット:入院期間が短く、体への負担が少ない
- デメリット:再発のリスクがやや高い
ラブ法(開窓術)
- 特徴:飛び出した椎間板を直接取り除く伝統的な手術法
- メリット:再発率が低い
- デメリット:切開が大きく、入院期間が2週間以上になることが多い
ヘルニア手術の費用と保険適用
ヘルニア手術は健康保険が適用されますが、費用は手術法や病院によって異なります。
ヘルニア手術の費用目安(3割負担の場合)
- 内視鏡下ヘルニア摘出術(MED):約20〜30万円
- 経皮的椎間板摘出術(PED):約15〜25万円
- ラブ法(開窓術):約25〜35万円
高額療養費制度を利用すれば、所得に応じて自己負担額が軽減されます。たとえば、年収370万円〜770万円の場合は、自己負担の上限が約9万円です。
ヘルニア手術のメリット・デメリット
メリット
- 痛みやしびれが即座に軽減されることが多い
- 保存療法で改善しなかった症状が大きく改善する可能性が高い
- 再発防止効果が期待できる手術法もある
- 社会復帰が早くなる(特に内視鏡手術の場合は2週間程度)
デメリット
- 再発のリスクがある(特にPEDは再発率が5〜10%程度)
- 稀に神経損傷などの合併症が起こることがある
- 入院やリハビリなどで一定期間仕事を休む必要がある
- 手術後もリハビリや定期的なケアが必要
ヘルニア手術後のリハビリと再発予防
手術後のリハビリの重要性
リハビリをしっかり行うことで、再発を防ぎ、社会復帰を早めることができます。
具体的なリハビリ内容
- 術後1〜2週間:軽いストレッチや歩行練習
- 術後1ヶ月以降:体幹トレーニングやピラティスなどの運動療法
- 3ヶ月以降:日常生活動作を通じて筋力を維持
再発予防のための生活習慣
- 正しい姿勢を保つ(デスクワークではクッションや腰サポーターを活用)
- 腰への負担を減らすため、重いものを持つ際は膝を使う
- 毎日のストレッチで筋肉の柔軟性を高める
整骨院でできるヘルニア手術後のケア
整骨院では、ヘルニア手術後の回復をサポートするために、以下のケアを提供します。
- 骨盤矯正:骨盤の歪みを整え、腰への負担を軽減
- 筋膜リリース:筋肉の緊張をほぐし、血流を促進
- 運動療法:体幹を鍛え、再発を予防
実際に、当院に通われていた患者様で、手術後の痛みがなかなか引かず悩んでいた方が、3ヶ月の施術と運動療法で日常生活に復帰されたケースがあります。
まとめ
ヘルニアの手術は、痛みやしびれを解消する有効な方法ですが、適切なタイミングや術式を選ぶことが大切です。手術後はリハビリと生活習慣の改善を行うことで、再発を防ぐことができます。また、整骨院でのケアを併用することで、回復を早め、再発リスクを減らせます。
本記事をお読みいただきありがとうございます。何かご不明な点や、お悩みがございましたら、板橋、蓮根、本蓮沼、下赤塚、中板橋のソリーゾ整骨院・整体院にお気軽にご相談ください。

執筆者:板橋区ソリーゾ整骨院・整体院 代表 駒沢将太
板橋区ソリーゾ整骨院・整体院です!
板橋区ソリーゾ整骨院・整体院では、まず痛みの原因を特定するために様々な検査を行います。そして、痛みを取るだけでなく、根本的な施術を行い、痛みの出にくい身体を作ります。
質の高い技術とホスピタリティで人々に笑顔と健康を提供し、板橋区の地域の方々の健康増進に貢献していきます!!
板橋区ソリーゾ整骨院・整体院
代表 駒沢将太
業界歴:15年
保有国家資格:柔道整復師(https://www.zaijusei.com/index.html)